読書(現代事情)
「あなたのルーツを教えて下さい」安田菜津紀P99「若者が増えないこの国は、外国から来る人たちの力を借りざるを得ない社会になっているわけですよね。それなのに、そういう人たちを踏みにじる対応をしてきたと思います。これからは国籍とか信仰している宗教…
「潤日 日本へ大脱出する中国人富裕層を追う」舛友雄大P16「潤」は、最近中国で流行っている言葉で、さまざまな理由からより良い暮らしを求めて中国を脱出する人々を指す。もともと「儲ける」という意味だが、中国語のローマ字表記であるピンインでRunと書く…
「難民に冷たい国?ニッポン」柳瀬房子P1321975年には、ラオスとカンボジアでも共産主義体制への移行を目指した政変が次々に起こり、それらの国に暮らす多くの人々が陸路で隣国のタイなどに逃れました。これらベトナム、ラオス、カンボジアを総称して「イン…
「アメリカ・イン・ジャパン」吉見俊哉ハーバード大学での講義記録。P231794年生まれのペリーは、当時すでに58歳でした。19世紀半ばのアメリカ人の平均寿命は40代半ばですから、大航海に出る時点で、この司令官は当時の平均寿命を大きく超えていたのです。(…
「老い方、死に方」養老孟司養老孟司さんの対談集。第1章 自己を広げる練習 南直哉第2章 ヒトはなぜ老いるのか 小林武彦第3章 高齢化社会の生き方は地方に学べ 藻谷浩介第4章 介護社会を明るく生きる 阿川佐和子P26夢や希望っていうのは、いまを犠牲にし…
「2040年の日本」野口悠紀雄P63年金については、支給開始年齢を、現在の65歳から70歳に引き上げるといった対策が必要になるだろう。P131日本は、賃金の面で、もはや魅力的な国ではなくなりつつある。国際的な介護人材は、中国やオーストラリアにとられて…
「儒教と負け犬」酒井順子韓国、中国と、儒教の影響甚大なる国を訪問して座談会をひらく。少子化と晩婚化の謎を追う旅行記。P37韓国の男性が兵役に就くのは、大学在学中のことが多いとのこと。つまり恋愛したい盛りのお年頃に、2年間も世俗を離れなければな…
「不倫と正義」中野信子/三浦瑠麗中野信子さんと三浦瑠麗さんの対談。中野信子さん1975年生まれ、三浦瑠麗さん1980年生まれ。二人とも東大大学院卒業。なぜ不倫は過剰にバッシングされるのか?、ってのがテーマ。P130中野:そもそも結婚って、財産…
「日本に住んでる世界のひと」金井真紀日本には、多くの外国人が住んでいる。いったいどんな経緯で日本に住むようになったのだろう?その一端でも知りたくて読んでみた。ネット上の紹介を見ると、『日本で暮らしている外国人は276万人余。そのほんのひと…
原発に対する最終責任は、電力会社なのか?国なのか?小熊英二さんが、今回の判決に対して分析している。
「百年の快楽」工藤美代子熟年女性の結婚、離婚を扱った作品。ネット上の紹介には、次のように書いてある。『人生百年時代をどうやって幸せに生きるのか』、と。P43いくら慰謝料をもらったって、夫を略奪された前の妻の悲しみが癒えるわけではない。せめても…
「自発的対米従属 知られざる「ワシントン拡声器」猿田佐世黒船の時代から、日本は「外圧」に弱い。政治家、官僚、企業は、それを巧妙に利用してきた。大量の資金を投入し、都合のよい情報のみ流れるようにする。日米外交、ってそんな裏があったのね、と。P7…
「社会を知るためには」筒井淳也社会学入門、とも言うべき作品。随所に推薦図書も紹介されており、参考になる。P87二十世紀後半の社会変動にはいくつか大きな流れがありましたが、目につくところで大きな変化のうちのひとつが、女性の労働力参加です。戦争と…
「炎上CMでよみとくジェンダー論」瀬地山角 タイトルどおりの内容。 かつて炎上したCMを検証していく。 著者は、味の素が嫌いなようで、しつこく批判している。 うらみでもあるのかな? P48 一般的に個人が変えることのできないもの、社会学ではこれを「属…
「ふたつの日本 「移民国家」の建前と現実」望月優大 なぜ急激に在留外国人が増えたのか? 生産年齢人口と総人口のピークアウトに15年近いタイムラグがあったから、とある。そして、安倍さんは言い出した。 女性や高齢者は「活躍」するように、と。 外国人…
「こども六法」山崎聡一郎著者はいじめ経験者。こどもにも分かるように、法律を解説したのが本書。「いじめは犯罪ですよ」、と。「具体的ないじめに対して、この法律が適用されますよ」、と。2019年、第54回書店新風賞受賞。P6「六法」は通常、日本国憲法・…
「ふるさとって呼んでもいいですか」ナディ著者は6歳の時にイランから来日する。親の出稼ぎについてきたのだ。出稼ぎというと、たいてい単身なのに、珍しい例だ。最初、日本語がまったくできなかったが、テレビや友人、その家族から学んでいく。支援団体に…
「私たちの国で起きていること」小熊英治朝日新聞論壇時評(2016年4月~19年3月)、夕刊連載「思想の地層」(2014年4月~16年3月)が1冊にまとめられている。リアルタイムで読んでいるが、改めて読み直して感心した。様々なテーマを深く掘…
「コンビニ外国人」芹澤健介日本で働く外国人ルポ。どこから来てるのか?日本を選んだ理由は?受け入れる側・日本の課題は?いちばん多いのは中国人次いで多いのは韓国人(永住権を持っている在日コリアン含む)だが、減少傾向…日本で学びたい韓国人が減って…
「はじめてのSNS」NHK出版LINE、Instagram、Facebook、Twitterについて書かれている。それぞれの特徴、違いが説明され、登録の方法から説明される。
「朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論」橘玲リベラルVS保守。そもそもリベラルって何?リベラルと保守に関して、様々な考察が語られる。P39男女のジェンダーギャップだけでなく、正規/非正規、親会社/子会社、本社採用/現地採用など、日本…
先日の豪雨で町の中央を流れる肱川の水があふれ、5人が犠牲になった。直前には、上流の野村ダムが雨量に耐えきれず緊急放流をしていた。(朝日新聞2018.7.25)
「官僚の責任」古賀茂明 元・通商産業省(現・経済産業省)官僚による官僚の生態を暴いた作品。P54-55これだけ我慢強く、まじめで、勤勉な国民がそろっているにもかかわらず、将来に希望をもてない国になってしまったのは――政治の責任もあるが――やはり官僚の…
「プライベートバンカー」清武英利私には縁のない「お金持ち」の世界。富豪のみを対象としたバンカーたちの世界。シンガポールを舞台にした税金逃れの実態。非常に興味深く、面白い。(私には関係ないけど)P2612千万シンガポールドル以上の資産を持つ外国人…
「教誨師」堀川惠子2014年 第1回 城山三郎賞受賞教誨師とは、受刑者の精神的救済をする者のこと。教誨師・渡邉普相の人生を辿りながら、教誨の問題を考える。彼らは、いったい「改心」するのか?多くの死刑囚も登場する。読み進めるに従い、死刑問題を考える…
「もう親を捨てるしかない 介護・葬式・遺産は、要らない」島田裕巳P39現実には、親捨てに近いことは行われている。それが「世帯分離」という方法である。世帯分離とは、親と子どもが同居していても、それぞれの世帯に分けることである。これは主に、介護費…
昨日、「離婚」についての記事を紹介した。本日、「不倫」についての記事を紹介する。(順序が逆?)「結婚しなければ不倫もない」と指摘したのは上野千鶴子さん。上野さんいわく、結婚とは「自分の身体の性的使用権を、生涯にわたってただ一人の異性に譲渡…
離婚専門カウンセラー・岡野あつこさん、受けた相談3万件超。さすがに的確なアドバイスをされている。話し合う途中で意見が違うのは当たり前だけど、一度決めたことを、後からひっくり返しちゃうのは、決裂につながります。 円満に過ごすポイントは、ほどよ…
「新「ニッポン社会」入門 英国人、日本で再び発見する」コリン・ジョイス先日読んだ、「ニッポン社会」入門の続編。→「ニッポン社会」入門/ コリン・ジョイスP14「くまのプーさん」「ひつじのショーン」と呼ぶのに、どうして「ねずみのミッキー」とは言わな…
「ニッポン社会」入門 英国人記者の抱腹レポート」 コリン・ジョイス英国記者による「日本事情」。日本人なら、当たり前すぎて気づかない点を指摘してくれる。英国人らしいユーモアあふれる文章を楽しめる。P15 ぼくは一度、一週間にふたつの記事を提出し…